「風林火山2025タッグトーナメント」
日時 2025年12月5日(金) 18:30開場 19:00開始
会場 東京・新宿FACE
観衆 262人=主催者発表
2年ぶりの開催となるタッグの祭典「風林火山」が開幕。15回目となる今回は10チームが参加し、12・5新宿、12・13新木場、12・20横浜、12・27浦安の4大会でトーナメントが行われる。
また今大会には空位のインターコンチネンタルタッグ王座がかけられ、優勝チームは第51代王者として認定される。
一方でトーナメント敗退チームによる「裏風林火山」も同時開催され、最強タッグチームと最弱タッグチームが決まる過酷なシリーズとなる。
【出場チーム】
・ハヤブサ&新崎人生
・田中将人&X(ヴァンヴェール・ジャック)
・JJゲイル&石坂ブライアン
・クリス・ヴァイス&ビオレント・ジャック
・松永準也&佐藤嗣崇
・宮本裕向&阿部史典
・マンモス佐々木&朱鷺裕基
・菅原拓也&VENY
・橋本大地&青木優也
・ナカ・シュウマ&最上九
【入場式】大会前にはトーナメントの入場式が行われ、選手を代表して〝不死鳥〟ハヤブサがあいさつ。「本日は風林火山2025タッグトーナメントにご来場、誠にありがとうございます。先日の会見で2組の乱入があり、全10組で優勝を争うことになりました。優勝するのはハヤブサ、新崎人生組です。それでは風林火山2025タッグトーナメント開幕します。お楽しみはこれからだ!」の掛け声で、祭典が幕を開けた。
◆タッグマッチ(20分1本勝負)
〇橋本大地&青木裕也(8分32秒 片エビ固め)菅原拓也&ヤス久保田●
※パイルドライバー
◆女子プロレス(20分1本勝負)
〇宝山愛(8分38秒 ラ・マヒストラル)真白優希●
◆20分1本勝負
〇マンモス佐々木(10分15秒 片エビ固め)朱鷺裕基●
※29歳
【工藤めぐみGMインフォメーションコーナー】来年1月17日の東京・新木場1stRING大会で、「ワンデートーナメント」を開催すると発表。ハヤブサ、田中将斗、菅原拓也、松永準也、朱鷺裕基、クリス・ヴァイス、佐藤嗣崇、関本大介の8選手が参加する。
また、首の治療のため長期欠場中の横山佳和がリングイン。難病指定の「頸椎後縦靭帯骨化症」との診断を受け、手術を受けていた。マイクを握り「先日、首の手術が無事に終わりました。今は復帰を目指してリハビリなどを頑張っています。応援よろしくお願いします」とあいさつ。会場は大「横山」コールに包まれた。
◆トーナメント1回戦(30分1本勝負)
クリス・ヴァイス&〇ビオレント・ジャック(11分35秒 エビ固め)JJゲイル&石坂ブライアン●
※JACKPACK(変型パイルドライバー)
◆トーナメント1回戦(30分1本勝負)
〇松永準也&佐藤嗣崇(11分57秒 片エビ固め)宮本裕向&阿部史典●
元インターコンチネンタルタッグ王者の松永準也&佐藤嗣崇が、1年9か月ぶりの王座奪還へ好発進だ。
トーナメント1回戦で、宮本裕向&阿部史典と対戦。場外戦で逆転すると、抜群の連係攻撃で阿部にたたみかける。
さらに合体のスタナーを決めると、宮本のミサイルキックを誤爆させることに成功だ。宮本のファイヤーサンダーから松永にピンチに陥る場面もあったが、阿部のパンチを宮本に誤爆させることに成功。すかさず松永が必殺のビースティング(旋回式フィッシャーマンドライバー)で仕留めた。
松永&佐藤は2023年1月にインターコンチネンタルタッグを初戴冠。3度の防衛に成功したが、24年3月に2AWの真霜拳號&ナカ・シュウマに敗北。王座流出を招いた。優勝チームは空位の同王座に就くことができるため、2人のモチベーションは高まっている。
【佐藤の話】まずは1勝目。準也の力でクセ者たちに勝ちましたよ。俺たちはこのタッグ(チームに)なったからには、風林火山優勝!
【松永の話】今年の風林火山、俺と佐藤嗣崇できっちり優勝して、あのベルトをもう一度巻きましょう。
【阿部の話】何で毎回、あんなミスするわけ? 痛いし。決勝までスケジュール押さえているのに。もしかして最弱決定トーナメントにエントリーか? なんだそのふざけたトーナメントは。この団体はふざけてんのか?
【宮本の話】裏風林火山があるのか? 最弱なんか決めたくねえよ。誰が喜ぶんだよ。裏風林火山は脱落してやるよ。
◆トーナメント1回戦(30分1本勝負)
〇ハヤブサ&新崎人生(16分24秒 片エビ固め)田中将斗&ヴァンヴェール・ジャック●
優勝候補筆頭の〝不死鳥〟ハヤブサ、新崎人生組が、苦しみながらも1回戦を突破した。
対戦相手である田中将斗のパートナーは「X」とされていたが、覆面戦士のヴァンヴェール・ジャックと判明。ブルーのマスクとコスチュームで登場した不死鳥は、ゴング前に仕掛けられ劣勢に。いきなりジャックのトペ・コンヒーロをくらい機先を制された。さらに次々と繰り出される空中殺法の餌食に。
それでも体格差を生かしてピンチを脱すると、新崎とダブルのショルダータックル、フェースクラッシャーを決めて会場を沸かせた。
10分過ぎには新崎が拝み渡りを田中に決めると、ハヤブサも負けていない。鮮やかなラ・ケブラーダをジャックに決めて一気に勝負に出る。さらにハヤブサのライオンサルト、新崎のスワンダイブ式のダイビングボディープレスが交互に決まった。
ファイヤーバードスプラッシャを阻止されたハヤブサがジャックの火の鳥弾を浴びる場面もあったが、新崎の助太刀で再び逆転。トップロープからのファルコンアローを決めると、新崎の念仏ボムからハヤブサが火の鳥弾を決めて文句なしの3カウントを奪った。
マイクを握ったハヤブサは「聞いたことねえ名前だけど、すげえヤツじゃねえか。またZERO1に上がるなら戦ってもいいし、組んでも面白いんじゃねえか」とジャックに賛辞を贈ると「新崎さん、このまま優勝しましょう」。最後は所属選手をリングに呼び込み、恒例の「スリー、ツー、ワン、ゼロワン!」で大会を締めくくった。
1999年2月には全日本プロレスのアジアタッグ王座を戴冠した名コンビが、このままタッグの頂点に立つのか注目だ。
【ハヤブサの話】無事に1回戦勝ちました。このまま2回勝ち上がって、必ず今年の風林火山、優勝しましょう!
【新崎の話】(ジャックは)愛媛かどこかで見たことがあるけど、今日は初めて戦ってみてすごいね。芯がしっかりしているから、小さいけど力強いね。
【田中の話】驚いただろ? 今日は負けたけど、俺は本気でコイツ(ジャック)とベルトを狙いにいったんや。いつかコイツとベルトを巻いてやるからな。
【ジャックの話】ハヤブサ、新崎人生組を倒せなかったのが悔しいです。またZERO1でやらせてください。



